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『助けて!』と言えない
それでも、なぜか「助けて」と言えないことがあります。
仕事で頼まれごとが重なったとき、家庭で一人で抱え込んでいるとき、心の中では誰かに気づいてほしいのに、声に出せません。
「今さら頼ったら迷惑かもしれない」
「できない人だと思われるのは嫌だ」
そんな思いが先に立ち、結局ひとりで耐えてしまう。
気づけば疲れは積み重なり、誰かに優しくする余裕もなくなる。
心の奥に「どうして自分ばかり」という小さな苛立ちが芽生えます。
それでもやっぱり、声は出ないまま。
言えないこの感覚には、何か構造的な理由が隠れているのかもしれません。