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つい先回りして注意してしまう
「それ、落とすよ」
「また忘れ物するんじゃない?」
「そうすると失敗するよ」
心の中では「心配しているだけ」なのに、相手はうっすら不機嫌になり、動きがぎこちなくなる。
たとえば、子どもがコップを持った瞬間に「こぼさないでね」と声をかけると、その手はかえって不安定になります。
結果、こぼしてしまい、「ほら言ったでしょ」と言いたくなる・・・でもそのやりとりの後、胸に残るのは小さな後味の悪さです。
先回りして注意するほど、関係が息苦しくなる。
それが積み重なったとき、ふとした違和感として立ち上がります。