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本音を言うと嫌われる気がする
「本当は違うと思う」
「それは無理があるな」
「今日は休みたい」
心の奥に浮かんだ言葉を、つい飲み込んでしまう。
代わりに出てくるのは、
「そうだね」
「大丈夫だよ」
「やってみるね」
相手との空気は壊れない。
でも、胸の奥に小さな澱が残る。
帰り道で一人になったとき「また言えなかったな」とつぶやく。
本音を隠して過ごすほど、関係は無難になる。
けれど、どこかで呼吸が浅くなっているような違和感が積み重なっていくのです。