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サイクレクト
個人の体験を「匿名のストーリー」として共有する循環型つながりプラットフォーム
https://cyclect.jp
サイクレクトは、過去の悩みや現在進行形の葛藤、ふとした気づきなどを匿名のストーリーとしてそっと共有するプラットフォームです。
5つの簡単な質問(どんな場面で?どんなことに悩んだ?どう感じた?など)に答えるだけで、誰もがご自身の経験をひとつのストーリーとして形にすることができます。
投稿されたストーリーは、悩みや気持ちなどで検索でき、今まさに同じような境遇で立ち止まっている誰かの手元へと届きます。
一般的なSNSや掲示板のように、直接的なアドバイスを送り合ったり、議論を交わしたりする機能はありません。ただ、誰かのリアルな体験を読むこと、そしてご自身の体験を語ることだけが存在します。
ひとりの声が、また別の誰かにつながっていく。悩みがつながりを生み、つながりが希望を生むという温かな循環を、テクノロジーの力で実現するエコシステムです。
個人の内面にある感情や体験を、単なるデータではなく人の生の記録として蓄積し、誰もが孤立しない社会のインフラを創り出すことを目指しています。
思想とのつながり
サイクレクトは、グラフトーンの境界の間合いをコミュニケーションの形に落とし込んだプロジェクトです。
誰かが悩みを抱えているとき、私たちは解決してあげなければと、無意識に相手の領域に踏み込み、過剰なアドバイスや同情を向けてしまいがちです。しかし、それは時に、相手が自分で乗り越える力を覆い隠してしまうことにも繋がります。
サイクレクトが直接的な対話機能をあえて手放し、匿名のストーリーという形をとっているのは、この無意識の踏み込みを防ぎ、お互いの間合いを整えるためでもあります。
ここでは、語る側も聴く側も、お互いの境界が丁寧に守られています。
回答を求められる重圧も、誰かを救わなければならないというプレッシャーもありません。ただ、同じような思いをした人がここにいるという事実だけが共有されています。
自分を守ること(匿名性・干渉しないこと)と、他者を尊重すること(誰かの体験から学び、自分の体験を未来の誰かへ贈ること)が、矛盾なく同じ線上に並んでいる状態です。
この直接触れ合わないけれど、確かに繋がっているという絶妙な距離感こそが、グラフトーンが目指す心地よい間合いの体現です。
また、5つの質問を通じてご自身の感情を言葉にするプロセスは、自分自身の輪郭(境界)を確かめる自己対話の時間でもあります。
サイクレクトは、背負いすぎない繋がりがいかにして社会の希望となり得るかを示す実践的な証明なのです。


